チラシ印刷を依頼する際に重要なのは、色柄ではありません。パンフレットなどは、商品との近似値を求められますが、チラシの場合は一過性のものなので、微妙な色柄まで追求する必要はありません。
それよりも何を求めるのかが重要です。金額なのか、納期なのか、によって選ぶ印刷会社も変わってきます。
色柄にこだわらないワケ
チラシは、輪転機という機械で印刷します。テレビで新聞が刷られている様子を見たことがあると思います。高速で紙が流れて印刷されます。この機械で印刷するのですから、高速のため微妙な色柄まで合わすことができません。
そもそも、チラシとは一過性で終わるものです。パンフレットのように1年、2年と使用するものではありません。ですから、赤いものは赤くなっていれば問題はありません。(かけ離れ過ぎた場合は問題です)
消費者の立場に立って考えてください。チラシを見て、この家に住んでみたい、見に行こうかと思った時、厳密な色を気にしていますか。何となく雰囲気で見ていませんか。
ですから、チラシは雰囲気が伝わればそれでいいのです。
このへんに印刷会社はありますか?
印刷会社を選ぶポイント
印刷会社は、規模により小回りが効くか効かないかがありますし、人件費の違いや物量の違いによって費用面での差があります。また、納期によっても費用の差があります。
短納期で時間がない時は、どちらかと言えば規模の小さい印刷会社の方が対応してくれます。規模が大きくなると、会社全体の仕事量も多く、飛び入りで印刷することはできません。
きっちりと段取りを取っていなければいけないからです。小さい印刷会社は、自社で機会を持っていません。外部の協力会社に印刷を依頼します。ですから、機械が抑えられる協力会社を探すことができるので短納期でも対応することができます。
通信販売の印刷会社を使う場合は、出稿側がきっちりとしていなければいけません。ソフトを使えること、入稿原稿を作れることができないと、いざ、という時に対応できません。費用面においては、納期によって金額が違います。3日納期と10日納期では随分と費用に差があります。
金額が気になる場合
チラシを印刷するときには、数社の合い見積を取るようにしてください。特に、20万、30万枚を超えるときは合い見積は必須です。その際に見積を取る印刷会社のポイントは、3つ。中堅100人前後の印刷会社、10人前後の印刷会社、通信販売をしている印刷会社の3社から見積を取ってみることをお勧めします。
その時に、印刷会社に条件提示をしてください。
- ・表裏を何色で印刷するのか。
- ・印刷する紙のサイズは何か。
- ・紙の種類と厚みはどうするのか。
- ・写真の点数は何点あるのか。
- ・事前に色を確認するために色校正またはコンセンサスがいるのか。
- ・納期はいつか。
この6つの条件を合わせて合い見積を取るようにしてください。明確な金額の違いが分かります。
まとめ
チラシの印刷する際に、重要なことは、何を求めるかです。小回りが効くのか、短納期なのか、金額が安いのか、など求めるものによって印刷会社を選ぶようにしてください。また、合い見積を取る場合は、条件を揃えて見積を取るようにしてください。