地域性や印刷物の特性によって料金は変わります。制作物の数、発送枚数などによって変わりますので、料金の目安についてお話しします。
地域性による価格差
これは、ダイレクトメールに必要な商品パンフレット、挨拶状、セールスレターなどの制作物、それを入れる封筒などすべてにおいて言えることですが、地価と人件費により価格差がでます。
東京と大阪を比べた場合、平均すると制作費で1.3~1.5倍、印刷費で1.5倍前後、東京の方が高くなります。もちろん例外もあるでしょうが、あくまで平均です。
その理由は、2つです。一つ目は、地価の違いです。同じ大きさのオフィスや工場でも、東京と大阪では賃料が違います。自社の持ち物であっても税金が違います。当然、住宅も同じです。それに比例して人件費も高くなります。
ということは、依頼した仕事の金額も上がるということになります。東京で発注する場合、大阪の業者に発注した方が安くなる場合も多々あるということです。
封筒の形状による価格差
意外と知られていないのですが、封筒の形状によって封入費は変わります。機械で自動的に封入できる場合と人が内職で封入する場合とでは、料金がまったく異なります。
封入が持っている機械にもよりますので、安く上げるには予め仕様を聞いておくことです。では、その違いについて説明します。封筒の形状を思い出してください。縦型と横型がありますよね。
横型は、直線になっているのと三角形になっているのとがあります。この封筒の形状の違いで機械にかかるかそうでないかがあります。形状が機械に合うとしても、蓋の部分の種類により機械でできない場合もあります。蓋の部分の違いは4つあります。
- 1、何も付いていない
- 2、両面テープが付いている
- 3、普通の糊が付いている
- 4、水糊が付いている
この違いによって、機械でできるできないがありますので、業者の確認が必要です。機械でできない場合は、手内職になりますので、費用が割高になるのは仕方のないことです。
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宛名についても価格差が生まれます。
宛名も渡し方によって価格差が生まれます。
- ・データで渡す場合
- ・タックシールに印刷して渡す場合
- ・指定されたシートに印刷して渡す場合
データで渡した場合は、宛名貼りの料金にプラスして印字料金がかかります。タックシールに印刷して渡す場合は、封筒と同じく、機械に合わない場合は手内職になりますので割高になります。
業者が指定したシートに印刷した場合は、機械にも合いますので安く仕上げることができます。宛名についても、どのような方法で渡せばいいのか、確認が必要です。
郵送費も見積を取るようにしてください
一昔前は、郵送費の見積を取るということはありませんでした。郵便局の独擅場だったので、郵便局が指定するルールに合わなければ、割引を受けることができませんでした。しかし、昨今では運送会社によるメール便が出現したことにより、郵送費も見積を取る時代になりました。
メール便は通常82円ですが、数量が多い場合は価格が下がります。大手運送会社はもちろんの日本郵便にも見積を取ることをお勧めします。
まとめ
制作物の点数や印刷の枚数、封入封緘数により金額はまちまちです。また、地域によっても異なります。少しでも安く上げるには、制作会社と印刷会社・発送代行会社と連携し、形状や仕様の統一を図るようにすることです。デザインだけを優先すると、「こんなはずじゃ、なかったのに」となってしまいます。