お客様を感動させたクリーニング店のいい話

ニュースレター事例

ある日のこと、店主はクリーニングの終わった
シャツのボタンがないことに気づきました。
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店主は、お客さんが長く気に入ってこのシャツを着ていると考え、
持ち主に連絡し、ボタンを調達することを告げました。
そして、メーカーに問い合わせたところ、このシャツは製造しておらず、
このブランドも他社に製造委託しているということで、事情を話して
委託先を聞き、連絡しました。
ところが、委託先では「古いものなので無理です。」とそっけない
答えが返ってきました。
そこで、もう一度、先のメーカーに再度連絡し、別のボタンでもいいので
調達しようと事情を話しました。
すると「とりあえず、シャツを送ってください。」ということなので
送ることにしました。
そして、店主はシャツだけを送るのではなく、今回の事情に始まって、
なぜここまでしているのか、自社の経営方針やクリーンング業のあり方や
メーカーとの協力関係の大切さを手紙に綴って一緒に送りました。
するとメーカーからは、「新品ではないがなんとかあったので送る」と
答えがあり、何とか無事にシャツをお客さんに返すことができました。
店主がお礼の電話を入れると、実は、送ってきた手紙を社内で回覧したところ、
上司も感動し、なんとか見つけてあげようということになって、資料として
保管してあったボタンを送ったのだということを聞きました。
今度は、このことに店主が感動し、これをお客さんに伝えようと毎月送る
ニュースレターに事の成り行きを紹介しました。
すると、いきなりある女性から「あんたはエライ!今回の対応には感心した」と
FAXが届きました。
店主は、感動したのはメーカーの対応であり、自分のことは、ボタンを
なくしたかもしれない失敗者と思っていたので、この反応には驚きました。
店に来るお客さんも「さすがこの店だわ」「ここまでしてくれるとは、
ますます好きになったわ」と口々に言われます。
偶然に道であったお客さんも、店主に近寄り、この話に感動したと言ってくれます。
このように店主にすれば、なにげない普段の仕事ぶりを伝えることによってお客様は
大いに反応してくれるのです。
そして、この店と長く付き合っていこうと思ってくれるのです.
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