ダイレクトメールのデザインは様々ですね。手紙タイプ、カタログタイプ、案内状タイプが多いようです。
どのタイプを選ぶかは、その時に販売する商品によって異なりますが、それ単体だけでは、すべてを伝えることはできませんので注意してください。
手紙タイプ
手紙を利用する場合は、商品がイメージできるもので、かつ、長い説明が必要なものです。
長い説明が必要になるのは、住宅や自動車など高額商品の場合がほとんどです。なぜなら、機能が多いからです。住宅の場合なら、
- ・なぜ、この場所なのか
- ・なぜ、この仕様なのか
- ・なぜ、この販売価格になるのか
ということを、説明していくと、設備などの仕様や間取りにも触れることになるので、必然的に長い説明が必要になります。
この際に、注意すべきことは3つです。
一つ目は、デザインです。手紙タイプの場合は、ほとんど文字で構成されていますので、まず、読みやすさが必要です。文字がぎっしり詰まって読みにくい時点で、ゴミ箱に直行になってしまいます。
二つ目は、太字や色文字の使い方です。太字や色文字は強調のためだけに使うのではありません。
太字や色文字を追うだけでも、レターに書かれている意味が解るようにしなければいけません。とかく忙しい現代人、長い説明をゆっくりと読んでいる時間がない人も多いのです。
そのような人のために、かいつまんで意味が解るように太字や色文字を上手にいましょう。
三つ目は、興味を惹きつけることです。これが一番難しいのですが、事前に話の順序を組み立て、どのように話せば、お客様が興味を持ってくれるのかを熟考してください。
このストーリーができるとできないのとでは、反響は大きく変わります。
カタログタイプ
カタログタイプの場合は「絵」として、商品を見せなければ解らないものです。時計や貴金属の場合、それ自体はどんなものか誰でも知っています。しかし、どんな商品か具体的にイメージすることはできません。
10万円の時計と50万円の時計では、言葉で伝えることは難しいですが、「絵」として見せながら、商品や機能を説明すると比較することもでき、お客様は納得することができます。
だから、商品を見せるためのカタログが必要になるのです。ただし、普通の商品カタログではなく、一点一点お客様がその商品を使用しているときのことをイメージさせることが大切です。
砂浜で読んで欲しいカタログをイメージ。
案内状タイプ
展示会や即売会に使われるダイレクトメールです。このタイプは、売り込みに使うのではなく、誘導や来店促進に使うことがほとんどです。
展示会の案内やバーゲンの案内を貰ったことがあると思いますが、これが案内状タイプのダイレクトメールです。興味を惹きつけるために「全品〇%OFF」というような抽象的なことは書かれていますが、何がいくらというような具体的なことは書かれていません。
主には、期間、営業時間、地図が解るようになっていればいいのです。
まとめ
ダイレクトメールのデザインはいろんなものがありますが、用途や商品に合わせて使い分けることが必要です。しかし、形状が主ではなく、あくまでも内容が主です。内容が伴わないものであれば、お客様は反応してくれません。
そのためには、どのようなものを、どのような形で販売するのかを十分に練らなければ、よいダイレクトメールを作ることはできません。