ダイレクトメールの費用と言っても、使い方によって大幅に変わってきます。高額なものを買ってもらう場合は、それなりにしっかりとした内容物が必要になりますので、費用もン百万円とかかります。しかし、セールの案内のようにハガキで送ることができるようなものであれば、ン十万円の費用でできるものもあります。
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目的別費用
ダイレクトメールの費用は、目的によっても異なります。
新規客用
新規獲得のためでしたら、名簿購入費用がDM作成とは別に余分な費用がかかります。客層にもよりますが1通当たり5~100円程度で取引されています。
名簿も業種別にターゲットを設定して販売されています。
投資ファンド、健康食品、投資マンション、各種学校、リゾートクラブ、ジュエリー、結婚相談、通信販売など多岐にわたる業種別リストが用意されています。
新規客を購入に結び付けるためのDMは、セールスレターや商品案内、申込み書などが必要になりますので、下記の表の封書タイプに当たるものが必要になります。
リピート客用
リピート客を喚起させるには、下記表の2つ折り圧着タイプで問題はありません。どんな商品がいくらになるのか、どんなサービスが何割引きになるのかを告知すればよいのでハガキ3枚分のデザインスペースがあれば、十分に伝えることができます。
キャンペーン用
キャンペーンの場合は、、割引告知やセール案内になりますので、官製はがきタイプで対応できます。費用も安くつきますし、集客効果も高いので効率の良いDMと言えます。
ダイレクトメールの一般的な形状
ダイレクトメールの費用は形状によって変わります。一般的な形状は以下の通りです
- ・官製はがきサイズ
- ・官製はがき2つ折りサイズ
- ・官製はがき3つ折りサイズ
- ・大判はがきサイズ
- ・封書タイプ
どの形状でDMを打つかによって金額はかなり変わってきます。
形状による費用
各形状によって金額が異なりますので表にしてみました。
表からもわかるように、はがき1枚を5000通送る費用は385,000円に対して、高額商品の案内を封書で送ると1,355,000円の費用がかかります。その差は約3.5倍になります。
また、表からわかるようにDMにおいて一番コストがかかるのが郵送費です。
官製はがきサイズであれば、1通52円、大判ハガキサイズは120円、100gまでの長3サイズ封筒は140円になります。印刷物は、数量が増えれば単価も下がりますが、郵送費は数量が増えても、そんなに単価は下がりません。
形状と使い方
費用については解っていただけたと思います。参考までにどのようなケースの時にどのような形状のDMを送ればいいのか説明します。
官製はがきサイズ
これを使用するのは、イベントの案内です。
「お誕生日特別招待」「お得意様特別優待」など、訴求する内容がはがきの裏表で十分に伝えられる時に使用します。
官製はがき二つ折り・三つ折りサイズ
官製はがきサイズでは、情報を伝えきることができない場合に使用します。「大感謝祭」などで商品をたくさん見せたい場合などには良いでしょう。
大判はがきサイズ
最近では、圧着ハガキが安価になったこともあり、郵送費の高い大判はがきサイズを使用する会社は少なくなりました。表からもわかるように官製はがきサイズと比較すると約30万円近くも差があるので当然かもしれません。
封書タイプ
封書タイプを使用するのは、高額商品の販売です。高額商品ゆえにDMの見せかけも大切ですし、購買意識を高めるためには、商品紹介やベネフィットを訴求したセールスレターが必要です。そして、買う気になった時に欠かせない申込書が必要です。
これらの内容を作成するだけでも費用がかかるのに、郵送費も1通140円かかります。
高いわね!
まとめ
ダイレクトメールにかかる費用は、5000部を例にすると、官製はがきサイズで約40万円、封書タイプですと約135万円です。もちろん、部数が増えれば費用は増えていきます。
10万、20万通と大量のDMを打つ場合は、いきなりすべてのリストに打つのではなく、5000通くらいまででテストして反響を見るようにしてください。