マウスでマッサージができる

ビジネスに役立つ

マウスは、コンピュータを操作するだけのものではなくなった。
なんと、マッサージ器としても使えるのです。
開発した「マウスフィット」がそれだ。
一つのものに、何かをプラスしてみると新製品ができるという好例だ。

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複合的な考えが新製品を生む

新しいことを発見するためのトレーニング方法をご存じだろうか。
基本的な考えは、あるものに何かをプラスする、マイナスする、掛け合わせる。
この3つです。

「マウスフィット」を開発したアートファクトリー社は、プリンティング会社。
コンピュータは仕事に欠かせない存在。
そんな職場環境の中で、「疲れた時にあったらいいな」が、マッサージ器だった
のだろう。

これは、何かの商品にプラス、マイナスするのではなく、環境の中にあったことに
プラスしたアイデアだ。
新製品の多くは、「あったら便利」という発想がすべてではないだろうか。

「欲しい」が新製品開発の原動力

今や多くの人が使うスマートフォン。情報を取ったり、人とコミュニケーションを
取るのにとても役立っています。

連絡手段を例にとると、大昔は手紙でした。もっと手軽に連絡を取れる方法は
ないかという視点で、電話が発明されました。これも、電話の近くにいなければ
連絡が取れないため、電話近くにいなくても連絡が取れる方法はないかという
ことで、ポケットベルができました。

それでも、連絡が取れるまで時間がかかるということで、自動車電話や携帯電話が
できました。ところが、商談中や会議中などは電話に出ることができません。
そして、生まれたのがメールです。

ここからの進歩は著しく、現在に至っているわけですが、すべては「欲しい」が
原動力になっています。

「楽したい」も開発のヒント

「楽がしたい」という発想も新製品と大いに関わりがあります。私は奈良に住んで
いますが、とにかく坂道が多い。自転車を乗るのは結構大変です。東京も関東平野
とはいえ坂道が多い。「移動速度の速い自転車をもっと楽に乗れないものか」
ということで、変速機付の自転車が生まれました。
それでも「もっと楽にならないか」を突き詰めると、電動機付自転車になったのです。

金額は少々高いものの、坂道を楽に上れるし、子供を前と後ろに乗せていても
楽々と、主婦層にはバカ受けしました。

まとめ

新製品の開発は、「新製品を作ろう」と躍起にならなくても、日常の困りごとの
解決がヒントになることが多いようです。
これは、自分が困っていることだけではなく、人が困っていることにも耳を
傾けていると、「そんなことで困っているのか」をより多く察知し、開発のヒントが
生まれてきます。

世の中のものすべてが、「困ったことの解決」が原点です。

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