売込み案内って、手書きのほうが良いですか?

ビジネスに役立つ

一般的に、手書きのセールス案内は反応が高くなりやすいです。理由は「思いが伝わりやすい」などの理由ではないでしょうか。

「手書き」が反応の高い理由

一般的に印刷された案内よりも反応がよくなる確率が高くなります。

手書きの反応が高いのは、

  • 「思いが伝わりやすい」
  • 「苦労の背景がわかる」

の2点ではないかと考えています。

パソコンで打つと修正が容易です。打ちながら文脈を考え、前後関係を入れ替えようと思えば簡単に入れ替えることができます。また、誤字脱字の修正も簡単です。

ところが、手書きとなるとそんなに簡単に修正はできません。ですから、書く前に段落や伝えるべき内容の順番などを綿密に考えます。もちろん、何度も下書きが必要になります。

このような苦労は、案内を受け取った読み手側にも伝わるものです。苦労の背景がわかるからこそ、思いに応えようとお客様が動いてくださるのだと思います。

「売込み案内」と「セールス案内」と「セールスレター」の違い

3つの言葉のうち、「売込み案内」と「セールス案内」は特に違いはないと思います。「セールスレター」は、より身近に感じるような「手紙」のような語感がありますので、多少書き方が異なるイメージが感じられます。しかし用途としては、ほぼ同じとなります。

手書きのセールス案内で注意すること

手書きの案内で最も気を付けなければいけないことは、「丁寧に書く」ということです。

達筆な人が、文字を崩して書かれることがありますが、上手過ぎて読むことができないということは良くあります。逆に、下手な人が走り書きのように書くと読むことができません。

丁寧に書くということは、文字の上手い下手ではありません。人が読めるように一文字一文字を丁寧に書くということです。

そうでないと、せっかく一生懸命に考えた文面も何の意味もなくなってしまいます。読んでいただいてこそ、反応が上がるのです。

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一生懸命書いてくださいね。

手書きのセールス案内

以前にも紹介したことがあるのですが、ある工務店での出来事です。販売区画が3つ、しかも、近隣よりは2割高い物件です。1ヶ月間、毎週チラシを新聞に折り込んだのですが一組の来場もありません。いわゆる「ぼうず」です。

営業マンは、価格が高いことも解っています。そして、価格が高いからお客様が来ないと思っています。だから、社長に談判し、価格を下げるように進言しました。

ところが、この社長、何を思ったか、見込み客に対して売り込みの案内を手書きで書いたのです。そこには、なぜ、近隣より高いのか、どのように住んで欲しいのか、将来のことを考えるとこの家であらねばならないことなど、いくつもいくつも、この家・土地の素晴らしさを書きつづったのです。

そして、その案内をニュースレターに同封して送ったところ、なんと5組が欲しいと名乗りを上げ、ジャンケンによる争奪戦になったということです。
チラシを何十万枚も入れたのに反応がない。しかし、手書きのレターを数百送っただけで争奪戦になる。この違いは何なのでしょうか。

 

思いは通じる

この違いは「思いを行動にした」ということだと思います。何のために土地を仕入れ、それにふさわしい家を建て、どんな人に住んで欲しいのかも想定したうえでの計画だったはずです。しかし、いざ販売促進となると体裁ばかりを気にして、本質を伝えることができないのです。

これが手書きの案内となると思いの本質を伝えることができるのです。これが、反応の違いです。

まとめ

売り込み案内は、活字印刷よりも手書きの方をおすすめします。ただし、手書きであればいいというものではありません。内容をしっかりと考えるからこそ、手書きの良さがあるのです。

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