チラシを配布するときには、まず配布戦略が必要です。闇雲に配布しても労ばかり多くて効果がありません。チラシを配布する前に商圏マップを作ってみましょう。
チラシ配布には戦略が必要
チラシを配布するときに、配布エリアは決めていますか?配布エリアを決めていると効率よく集客することができますが、配布エリアを決めていない場合は、労力の割に成果が上がらないことになってしまいます。
配布エリアを決める場合は、商圏を把握することが大切です。データもなく広い商圏を設定していると配布時間も配布枚数もかかり、余計なコストが発生します。逆に、小さな商圏にすると配布時間が短縮され、チラシコストも下がります。
商圏を設定するポイント
商圏を設定するポイントは6つです。
ステップ1
お店を中心にした地図を用意してください。通常店舗であれば半径1km。ロードサイド型店舗でも半径2kmの地図を用意すればいいでしょう。
ステップ2
お客様の住所をマークしていきます。正確な位置であれば、それに越したことはありませんが、町名までは解るようにマークしてください。
数が多い場合は、●▲◆や色で単位を分けてください。●は1.▲は10.◆は100という具合です。マークすると自社の商圏が視覚的にわかります。商圏外にいるお客様はイレギュラーと考えてください。
この時に、競合店もマークしておいてください。
ステップ3
商圏を町名ごとに分割してください。大阪市西区靭本町1丁目で一つの町です。町の境が解るように太い線や色のついた線で記入してください。
ステップ4
町名ごとの人口分布を調べてください。「大阪市西区 人口」というふうに、住んでいる町に人口を組み合わせて検索すると町名ごとの世帯数や男女別人口、年代というように人口統計表を入手することができます。
ステップ5
クリーニングなど世帯数を対象とする場合は、町ごとの顧客数を世帯数で割ってください。そうすれば。%がでてきます。これを地図に書き込んでください。
ステップ6
40%を超えている場合は、月に1回。40%を超えていないが、40%に近いエリアを2~3抜粋します。ここには毎週配布するようにします。40%を超えれば月1回にし、新しいエリアを追加します。
もちろん、その他のエリアは今まで通りの回数で配布します。
あなたの商圏には、どんな人が住んでいますか?
商圏攻略は地図が命
このように一枚の地図で、商圏が解るようにして壁にでも貼っておけば、顧客密度の高い地域と低い地域が一目でわかります。
これを眺めているだけでも、何をすればいいのか考えるようになりますので、フッとした時にアイデアが湧き出てきます。そのアイデアは必ず実行してください。
成功するかもしれませんし、失敗するかもしれません。しかし、実行することによってノウハウは蓄積されていきます。
まとめ
地図を作成することの重要性は解っていただけたと思います。まだ、商圏の地図を作っていない方は、これからも無駄を重ねることになってしまいます。ですから、今すぐ、地図を作成してください。