簡単に見つかる!ニュースレターのネタは至る所に落ちている

ニュースレターのテンプレート

ニュースレターを書くとき一番悩むのは「何を書こうかな」ということです。

確かに、雑学の内容にしても自分のことを書くにしても、商品のことを書くにしても「書く内容」を決めるのが一番の難所なのかもしれません。

今回は、ニュースレターを書くときに悩まないようになるためのネタ探しのコツについてお話ししていきます。

社長やスタッフのネタ

ニュースレターの根幹ともいうべき社長コメントやスタッフコメント。ここがしっかり書けていないとお客様とのコミュニケーションは図れません。

書くことで気をつけておきたいことは、「お客様に親しみを持ってもらう」ことです。

そのためには包み隠さず、「自分はこういう人間で、こういう考え方をしている」ということが伝えることです。

これが伝わると、「あの社長は苦労人や信頼できる」「正しことを貫ける社長なんだ」とか「スタッフのAさんは同じ趣味があるのね」となり、お客様が安心してくれたり、共感してくれてファンになってくれるのです。

何を書けばいいのか

前述しましたが、社長コメントで必要なことは「共感」「信頼」を得ることです。そのために書くことは以下のようなことです。

私生活での失敗談

仕事での失敗があったとしても、ニュースレターには書けません。信用を落とすだけになってしまいます。

しかし、プライベートでの失敗談は、「仕事はきっちりしてくれるけど、ちょっとぬけたところもあるのね」と共感してくれます。

例えば、財布を落としてしまったとか、急いでいるのに反対方向の地下鉄に乗ってしまったなど、ちょっとした失敗談は、お客様との距離を縮めてくれます。

仕事への取組み・考え方

仕事に対する考え方は大切です。仕事を通じて「自分をどのように鍛えているのか」「お客様にどのような満足を得て欲しいのか」など、仕事の取り組み方や考え方を伝えていくと信頼につながります。

家族との過ごし方

休日の家族との過ごし方を伝えるのも大切です。海外旅行に行ったというような大げさな話題よりも、日常の何気ない一コマを書くとよいでしょう。

「子供が親に対する気遣いができるようになった」「妻の日常から○○してあげたい」など生活のワンシーンを自分の目線で紹介すると「考え方や気持ち」がよく解るので、お客様も共感してくれます。

社員への接し方・考え方

普段、社員に対してどのように思っているのかを紹介するのも、自分の考え方を伝える手段としてはよいでしょう。

 社員への接し方や考え方を紹介すると、その会社がどんな会社なのか、カラーがよく解ります。

 社員への感謝の気持ちはあるけれど、ミスは徹底的に注意する。なぜなら、社員を一人前にするには「しつけや教育」が必要だ。それが、強いてはお客様のためになる」というような考え方を伝えればお客様は安心してくれたり、頼もしく思ってくれ、それが、次の受注につながります。

感謝の気持ち

感謝の気持ちを伝えることは大切です。

「お客様への感謝」「社員への感謝」「協力業者への感謝」「家族への感謝」「ご先祖への感謝」「日々の出来事への感謝」など、色々な出来事に感謝していることを伝えることも大切です。

お客様に「できた人だ」「ウソを言わない人だ」「信頼のおける人だ」という認識を持ってもらえます。

このようなことを、日常から意識しているとネタはたくさん転がっています。普段意識せずに、書くときになって「どんなことを書けばいいのか?」となるから、ネタに困ってしまうのです。

上記のようなことを、日々、気にしておいてください。

なるほど!

読者に合う雑学を決める

そもそもニュースレターに雑学はなぜ必要だと思いますか?

もし、あなたがお客さまだとした場合、社長のことやスタッフのこと、商品のことだけが書かれているニュースレターが届いたら読みますか?

確かに、1回目は読むかもしれません。

それが、毎回送られてくるとなるとどうでしょうか?

「体裁のよい、売り込みだな」と思いませんか?

そうなると、読まなくなってしまいますよね。だから、これらの記事を読んでもらうために、お客様に役立つ情報としての雑学が必要になるのです。

ニュースレターの構成

ニュースレターを作成するときの紙面の割合をご存知でしょうか?

前述のように、社内のことだけで作成すると読者は読んでくれなくなります。では、社内のこと(社長コメント、スタッフ紹介、商品知識)と雑学との構成割合はどれくらいがよいのでしょうか。

その割合は、雑学:社内ごと=64です。

雑学ばかりでは、何のためのニュースレターか解らなくなります。ニュースレターの役割は、お客様とのコミュニケーションを作ることです。

すなはち、お客様とは会っていないけれども、お客様はあなたと合ったかのように思う疑似体験をしてもらうことです。そのためには、社内情報を読んでもらわなければいけません。

これを読んでもらうために雑学が必要なのです。紙面全体の6割ほどは雑学で構成し、そのついでに、社内ごとを読んでもらうという感覚です。

雑学を選ぶ

雑学のネタを書く前に、どのような雑学を書くのかテーマを決めておく必要があります。

テーマを決める際に注意することは、顧客層に合ったものを選ぶことです。しかも、継続して書くことのできるテーマを選ぶとネタを集めるのが比較的容易になります。

子育て世代が多い住宅業界であれば、「家庭の医学」や「子育て話題」、「家事の技」のようなテーマを決めれば、継続的にネタを集めることができます。

客層に合わせた雑学を!

ニュースレターのネタにはどのようなものがあるのか紹介していきましょう。

健康ネタ

血圧を下げる方法、足の筋肉を鍛える、ウォーキングのすすめ、生活習慣を見直す、食の大切さ、ストレス防止、睡眠時間について、野菜不足が引き起こす○○など

ビューティーネタ

お肌のお手入れ、シミを取る方法、洗顔の仕方、パックの方法、まつ毛のお手入れ方法、毛穴を閉じるには、美容液の選び方、保湿の仕方、素肌美人になるためになど 

子育て

子育てのあるある、誕生日に喜ぶこと、心を育む、叱り方、お宮参りの作法、子供のケンカ仲裁法、本読みが与える影響など 

家庭の医学

夜中に熱が出た時どうするか、お腹が痛い時の対処法、病院の選び方、便秘に聞く食べ物、頭が痛くなる原因、胃が痛くなったとき、骨が弱くなったと感じたらなど 

スポーツのすすめ

手軽にできるスポーツ、筋力をつけるとよいのはなぜ、ラジオ体操の効果、夫婦でできるスポーツ、自転車のすすめ、ヨガのすすめ、盆踊りなど

家事の技

みかんの皮で畳を拭く、カガミのうろこを落とすには、作り置きの保存方法、便利な収納アイテム、クエン酸をどう使う、洗濯にも一工夫など 

お金の話

銀行に預けて元本が倍になるまで何年かかる、お金にまつわる72の法則、がん保険は必要か、保険をかけるのと積み立てておくのとどちらが得、外貨預金は安全かなど

大人のマナー

結婚式に呼ばれた時のご祝儀は、香典はいくら包めばよい、立食パティ―のマナー、エレベーターの上席はどこ、正しい敬語の使い方、電話対応の仕方など 

趣味

バイクツーリングを楽しむ、キャンプの楽しみ方、切り絵に挑戦、陶芸の楽しさ、語学を学ぶ、カメラで楽しむ、マラソンにチャレンジ、山歩きを楽しむなど 

子お様に大きなテーマを決めると話題はたくさんあります。たくさんあるということは、ネタを集めるのに苦労しないで済むということです。

まとめ

ニュースレターに書くネタを集めるのは、誰もが悩むことです。 

ネタ集めができないと制作するのに時間がかかります。それだけならよいのですが、「毎回、毎回、大変だ。もういい」となって、発行を止めてしまう会社もあります。

しかし、上記のようなことを気にかけていれば、ネタに悩むことはなくなります。そうすれば、制作時間が短縮されるので続けていくことが可能になります。

忘れてはいけ何のが、ニュースレターを発行することが目的ではありません。お客様とコミュニケーションを取ることが目的です。

時間をさらに短縮したい方には、ニュースレターのテンプレートがお勧めです。

 


椋本 庄治

お客様と親しくなる

ニュースレターを書くときにネタ集めに苦労するのはよく聞く話です。そもそも文章を書くことになれていない人が多いので、何を書いてよいのか解らないとなるとやる気が起こらないものです。 しかし、ここは仕事と割り切って、お客様とコミュニケーションを取るためにニュースレターに取組んで欲しいものです。 頻繁に会えるお客様の数は、たかが痴れています。会えないお客様の方が多いのが普通です。そういうお客様と絆を作るのがニュースレターなのです。手間がかかると思うのならテンプレートを利用してください。

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