誰でも簡単にできるポスティングのコツ

ポスティング

ポスティングをするのもコツを掴めば配布するのが早くなります。そのためには用意するモノや配る手順があります。何をすればいいのか、簡単にまとめてみましたので参考にしてください。また、気になるチラシの費用についても、下げる方法をいくつか紹介します。

時間短縮には配送ルートの確立

用意するもの

  • ・指サック
  • ・バッグ
  • ・地図

備すること

  • ・配布ルート
  • ・チラシを折る

注意すること

  • ・空家へ投函しない
  • ・ポスティング禁止の集合住宅や戸建に投函しない
  • ・ポストからはみ出さない
  • ・配布時間帯

と、効率を上げるためにすることはいろいろあります。
これらの中で、特に大切であると思う「配布ルート」についてお話ししたいと思います。

配布ルート

私の経験では、ポスティングや荷物を配布する場合、配布ルートをきっちりと立てていれば時間は短縮できます。
その例として、超人技と評された学生時代の百貨店のお歳暮配布のお話をしたいと思います。
下記の写真は、大阪は南港にある巨大マンション群のポートタウンです。ここに配達するのですから、かなり綿密な配布ルートを作っておかなければ、時間がいくらあっても足りません。
南港.jpg
大阪南港の巨大マンション群
プロである職員の方が配達しても1日100個を配るのは並大抵のことではありません。そんなマンション群で、何と1日200個も配達していたのです。
どのようにしてこんなことができたのか?
それは、綿密な調査です。
最初に用意したのは、マンション群の地図です。
この地図は、普通の地図ではありません。書き込みしても解りやすいオリジナルの白地図です。
この地図を持って、初日と2日目は40~50個の荷物を持って調査しながら配布しました。
調査の内容は

  • ・階段とエレベータの位置
  • ・階数と建物の作り
  • ・管理人の有無
  • ・道路の一方通行

です。

階段とエレベータの位置

階段とエレベータの位置を掴んでおくのは時間短縮に欠かせません。横に長いマンションの場合は、いくつのもエレベータがあるのでこの位置を掴んでおかないと配布ルーツが決まりません。
もちろん階段の位置も同様です。中階段の位置、外階段の位置、それぞれを調べておきます。

階数と建物の作り

階数も大切ですが、それよりも大切なのが建物の作りです。構造によっては、奇数階しかエレベーターが止まらないものもあります。このような建物の場合は、偶数会の各部屋は階段を利用して、一つ登るか、下がるかしなければいけません。このことを知っていなければ、現場での段取りが随分とロスしてしまいます。

管理人の有無

管理人が常駐しているンとそうでないマンションがあります。管理人が常駐の場合、受取人が不在であれば、荷物を預かってくれます。しかし、管理人がいないマンションの場合は、荷物を持ち帰るのは、効率が悪いので、どこのお宅が荷物を預かってくれるのかも調べて地図に書き加えていきます。

道路の一方通行

200個の荷物を運んでいるのですから、移動手段は車です。一方通行によりルートは予め考えておかなくてはいけません。
これらのことをつぶさに調べたからこそ、1日に200個もの荷物を配布できたのです。
ポスティングの場合も荷物の配達と同様に配布ルートが時間短縮の肝になると思います。配布ルートをしっかりと組んで、時間短縮を図ってください。
20151009_3.jpg
そうなんだ!コスト落とせるんだ!

ポスティングするチラシの費用を下げる方法

  • ・ロットをまとめる
  • ・複数の印刷会社から見積を取る
  • ・大量の場合は、紙を問屋から直接購入する

ロットをまとめる

一枚当たりのチラシのコストを下げるには大ロットで印刷することです。同じチラシを2度、3度ポスティングするのであれば、その分のチラシもまとめて発注するとコストが下がります。
同じチラシを何度も配布すれば反応が落ちると言いますが、そんなことはありません。見るタイミングというのがあります。しかし、そのタイミングは人それぞれなので、接触回数を増やすしかないのです。

複数の印刷会社から見積を取る

見積は最低3社からとってください。できれば、大手、中堅、小会社の3社から見積を取ってください。ロットが増えれば増えるほど、「え~、なんで!」というような価格の差が出てきます。
一社だけに任せるのではなく、複数の印刷会社から見積を取ることをお勧めします。

大量の場合は、紙を問屋から直接購入する

印刷費の比重で大きく占める割合が紙代です。例えば、1000枚購入した時の1枚当たりの価格差がキロ10円違えば1枚当たり1円ほどの違いが出てきます。
100万枚印刷すると100万円の差が出てくるのです。印刷会社も問屋から仕入れる以上、いくらかの利益を載せることになります。紙を印刷会社から買わずに問屋から買えば、印刷コストを抑えることができます。

まとめ

ポスティングのコツを知ることで人件費を削減することができますし、短時間でたくさんのチラシをポスティングすることができます。それには、事前に準備をすることが大切です。しかし、チラシはコストもかかるためできるだけ費用を抑えたいのも事実です。そのためには、大ロットで印刷したり、複数の印刷会社から見積もりを取って比較することが大切です。


椋本 庄治

ポスティングの効率化

確かにポスティングは効率のよい配布手段ではありません。しかし、新聞折り込みの購読率が減少している昨今、ポスティングに頼る企業はたくさんいます。しかし、ポスティングも住居侵入罪が適用されてから、撒ける範囲も狭くなってきました。そこでお勧めなのが郵便局のタウンメールです。費用は、ポスティングの4~5倍かかりますが、配布したいエリア全戸に確実に届けてくれるという利点があります。

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