ポスティングとは何か、明確に分かる!

ポスティング

ポスティングってよく耳にしますが、その意味は、広告宣伝することを目的として、チラシなどの販促物を各住戸のポストへ直接投函することです。折り込みチラシで届く世帯数が少なくなっていているので、再注目されるようになってきています。
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走るぞ!

ポストへ配布するポスティング

ポスティングとは、販促物を各住戸のポストに投函する行為です。
ポスティングは、

  • ・自分たちで配布する
  • ・ポスティング業者に依頼する
  • ・パートさんを雇って配布する

という方法があります。
配布するものは、チラシ、ビラ、パンフレットなど、宣伝目的の販売促進物が主流です。商業目的でないものは、地方自治体など公共機関からのお知らせがあります。
ポスティングは誰でも簡単にできるものですが、より効率的に作業できるコツもあります。下のエントリーでは、それらについて詳しく紹介しています。
誰でも簡単にできるポスティングのコツ

自分たちで配布する

自分たちで配布する場合の1人が1時間で配布できる数は、約300枚です。1000枚をポスティングするなら、一人で3時間かけてするのか、複数で短時間で終わらせるのか、スケジュールを立てて行うことです。

ポスティング業者

ポスティング業者に依頼する場合は、指定日と撒く枚数、撒くエリアを伝えれば、速やかに行ってくれます。チラシ1枚当たりの配布コストは、4~12円と業者によりばらつきがあります。価格だけではなく、確実性も重視して業者を選定することが大切です。

パートさんを雇う

パートさんを雇ってポスティングする場合は、エリアを決めることが重要です。それと、配布指定日を決めているものではなく、いつ配布してもよいようなチラシがいいでしょう。
また、報奨金を付けるとやる気を引き出すことができます。一方、チラシを捨てられないように抜き打ち検査も必要になります。

ポストへ配布するポスティングのメリット

ポスティングのメリットは、折り込みチラシと違い指定アリア全戸に配布できることです。また、手に取ってもらえる確率を上げるために、クリアファイルにチラシを挟むなどの工夫もできるということです。
ある不動産会社では、チラシをクリアファイルに挟んでポスティングしています。今まではチラシだけをポスティングしていました。1万枚撒いても1-2件の反応だったのですが、この方法に切り替えてからは、1万枚で5件の来店客を獲得できるようになりました。
もちろん、ディメリットもあります。
クリアファイルに挟む手間がかかる。
クリアファイルの費用がかかる
ポスティング時に重いので効率が落ちる

このようなディメリットがあっても、やり続けるのは手ごたえがるからだと言えるのではないでしょうか?
ポスティングのディメリットは、他にもあります。下のエントリーでも詳しく述べています。
ポスティングが違法となる場合は?
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がんばれ~

野球のポスティング制度とポスティングは違う

ポスティングと言えば、チラシの配布ですが、ポスティング制度といえば、プロ野球の移籍システムのことです。
FA(フリーエージェント)権を持っていない選手が、メジャーリーグに移籍を希望した場合に所属球団が行使する。メジャーリーグ球団は、その選手の交渉権を入札であることができる。ただし入札の上限金額は2000万米ドル。
過去、ポスティング制度を利用してメジャーリーグに移籍した選手は、イチロー、石井一久、中村紀洋、松坂大輔、岩隈久志、井川慶、西岡剛、青木宣親、ダルビッシュ有、田中将大などです。

ポスティングの効果は?

ポスティングの効果は、ポスティングするチラシの内容によって異なります。圧倒的に魅力のあるプレゼントがついていたり、楽しそうなお店の新店オープンのお知らせ、他ではない魅力的なサービスのご案内などは、デザイン性にもよりますが、即効力があります。

しかし、ポスティングエリア周辺に同じような業種が多数いてライバルが多い場合や、魅力のないチラシ内容になっていたりすると、蓄積型となり、数を重ねていって初めて効果が少しずつ出てくる感じです。

ポスティングの効果は、どういったところに出るのか?

ポスティングの効果は、チラシの目的によって異なります。
1、来店させたいのか
2、電話させたいのか
3、ホームページを見てもらいたいのか
目的に応じて効果が出ているのか計測する際、一番簡単な方法は「チラシを見た」と言ってもらうようにチラシに記載しておくこと、お客様に「何でお知りになりましたか?」と聞くことなどが挙げられます。

タイプの異なる2種類のチラシで効果を計測

タイプの異なる2種類のチラシで試してみるのも効果を計測する一つの方法です。その際、微妙な違いでは計測した数値も変化が少ないので、大きく変えるのがポイント。
例えば、カラーとモノクロ、赤系と青系のちらし、写真がメインと文章がメイン、割安感押しと雰囲気押し、など。
前述の効果が必ず計測できる仕掛けは必須です。部数は、同数用意して、チラシをまくタイミング(時期、時間帯)なども合せて、しっかり来店数や問い合わせ数を計測するようにしましょう。
ニュースレターをポスティングした時の効果については、下のエントリーでも紹介しています。
ニュースレターをポスティングした時どれくらい効果がある?

1、ポスティングの成功事例

ポスティングの成功事例は、業種別に成功事例が異なります。今回は、学習塾の成功事例を取り上げます。

2、ポスティングの目的

小学生、中学生の生徒数を増やすために、効率的に宣伝したい。そのために問い合わせや無料説明会までお客様に行動を起こしてもらえるようにしたい。小学生、中学生のご両親。主にお母様がターゲット。

3、ポスティング地域の設定

ターゲットとなるお母様がいる住宅地域の中から、持ち家率の高いエリア、もしくは、高層マンションの多いエリア、また学習塾の場所から近く通いやすいエリアを考慮し、予算に合せて配布枚数を決める。
決定エリアにポスティング実施する。

4、ポスティング結果

反響数、つまり入塾数もまずまずの結果が出た。ポスティングにかかった費用もエリアを絞ることによって抑えることに成功。

5、お客様の感想

今までのポスティングと違って効率的に行ったので、費用対効果の高い集客となった。

まとめ

新聞購読数の減少により、新聞折り込みチラシの反応が落ちてきています。ですから、配布エリア全戸にリーチできるポスティングが、再び脚光を浴びてきています。新聞折り込みと料金を比較すれば2~5倍しますが、反応率を考えればポスティングをする会社が増えてきています。


椋本 庄治

ネット集客に力を注ぐ

ポスティングとは、宣伝目的で商圏内の全住戸のポストにチラシなどを配布する行為を言います。新聞折り込みの反応が、購読率の低下と共に落ちてきていますので、費用や手間のかかるポスティングが見直されてきているのが現状です。しかし、ポスティングが違法との判決があったこともあり、いずれはポスティングもできなくなってしまうでしょう。今からの取組として、LINE@などのネットサービスを使った集客方法を並行させて構築していく必要があります。

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