効果のないニュースレターのパターンは2つあります。
- 1、ニュースレターの掲載内容に売り込みがある場合。
- 2、ニュースレターだけを出している場合。
売り込みをしているニュースレターって?
売り込みとは、自社の商品の良い点を説明したり、購入をうながす文言などを書いたりしていることを言います。
ニュースレターに売り込みがあると、それはニュースレターではなくて売り込みDMに変わってしまいます。
売り込みDMを毎月続けていると、お客様から「送って来ないで」というようなクレームさえ来ます。こうなれば、関係性をつくるどころの話ではありません。お客様を逃がしてしまっているといっても過言ではありません。
ニュースレターだけを出している場合って?
ニュースレターは売り込みのツールではありませんから、ニュースレターだけを出して「売上」は立ちません。
ですから、「売上」を立てる場合は、その内容を別紙で案内してください。
お客様は、ニュースレターだけを読んでくれる場合と、「売り」案内の両方を読んでくれる場合に分れますのでクレームになることはほとんどありません。「売り」がなければ、ニュースレターの効果は実感できません。
ニュースレターの効果的な使い方とは?
ニュースレターで、お客様と親しい関係を築いてから勧める商品を買ってもらうようにするのが正しい使い方です。
ですから、最初の3ヶ月はお客様に情報が届くという認識をつけてもらうために一切の売り込みはしない。その後は売り込みの案内をニュースレターと同封する。このようにすれば、お客様は抵抗なく売り込みの案内を受け入れてくださるでしょう。
いきなり売り込みをするのは、絶対に避けましょうね。
ニュースレターだけを出し続けていた事例
一般的に墓石店では、一度買ってもらうと次に買ってもらうことはほとんどありません。しかし、ある墓石店では、ニュースレターだけを送り続けていました。
ある日、お客様から「面白い情報をもらうし、何か買ってあげたいんだけど買うものがないのよ。健康食品でも売れば」といわれ、考えた末に健康食品を売ることしたのです。するとどうでしょう。最初から100件以上の申し込みがありました。人間関係を育んでいたからこそ起きた結果です。