ニュースレターを発行して売上が上がらないのは、使い方を間違っているか、掲載内容に問題があります。正しい使い方が分からずに、ニュースレターを止めてしまう方が非常に多く残念です。
使い方についてはすぐに改善できます。掲載内容については検証が必要です。
ニュースレターの使い方を改善してみよう
ニュースレターの改善はたいてい、発行間隔と売り込み案内を改善すれば売上があがります。
まずは、発行間隔の改善から
まず、発行間隔ですが、ニュースレターの発行は原則として毎月です。どうでもいいと認識している事について、人の記憶は20日間で無くなると言われています。
お客様の記憶にあれば、あなたのお店のことも思い出してもらえます。そうすれば、足を運んでくれる可能性も出てきます。
記憶に留めておいてもらうには、毎月(30日間隔)の発行が必要になるのです。この間隔が3ヶ月に1度であれば、効果が出なくても仕方がありません。毎月発行するように改善してください。
次は、売込み案内(セールスレター)の改善です
次に、売込み案内の改善です。ニュースレターは、コミュニケーションツールですから、これだけをお客様に送っていても売上は絶対に上がりません。売上を上げるためにはセールスの案内が必要です。
手書きで書いた売り込みのレターでも、チラシでもかまいません。
「これこれ、こういう理由で、お客様にとっては△△のメリットがあります。ぜひ一度お試しください。」
といような内容の売り込み案内(セールスレター)です。
その際に忘れてはいけないのが、「その商品を使った後にもたらされるメリットを、思いつく限り書く」ということです。メリットを感じなければ、お客様は商品を購入してはくれません。
ニュースレターやめちゃうんですか?
掲載内容を改善するポイント
内容については、自己開示ができているかどうか、商品知識を少しずつ提供できているかどうか、雑学の内容が面白いかどうかです。この3点がニュースレターに盛り込まれていないとニュースレターの効果はありません。
ニュースレターはコミュニケーションツールであるので、読んで面白いとか、ためになるという要素がないと継続して読んでくれません。ここを外すとニュースレターの意味はなくなってしまいます。
自己開示はできているか
まず、自己開示についてです。自分のことを知ってもらうことで、お客様は段々と興味を持ってくれるようになってきます。これが、コミュニケーションの始まりです。
さらに、あなたの人柄が解るようになってくれば、あなたのことを信用してくれるようになります。これが、商売の始まりです。あなたが勧めるものを買ってくれるようになります。
商品知識を少しずつ伝えているかどうか
次に、商品知識です。商品知識は、お客様が商品のことを深く考えていただくためには欠かせないものです。知らないことは考えられませんが、知識がついてくると関心を持つようになり、ついには自分で調べるようになります。
そうなれば、商品の購入までの期間がグ~ンと縮まるのです。逆に言うと、商品のことがよくわからないから、購入に踏み切ることができないのです。
商品を購入するとき、少しでも疑問点がある場合は、購入しません。疑問点が解決できれば、再び、購入することを考えます。
雑学は面白いかどうか
最後に、雑学です。雑学は面白いとか、ためになるということがなければ読んでくれません。これを読んでくれなければ、自己開示や商品知識も読んでくれません。それくらい重要なのです。
この雑学が、面白いのかどうかなど、アンケート調査をしてもいいのです。その結果、ダメな記事は改善するというような工夫が必要です。また、アンケートを取れば、ランキングとして記事にすることもできますし、ランキングがあることでお客様の雑学を読む意識も変わってきます。
余談ですが、以前に、雑学なしで、自己開示と商品知識だけでニュースレターを発行していたお客様がいましたが、まったく反応がないと嘆いておられました。
まとめ
ニュースレターを使って売上が上がらない場合は、使い方が間違っているか、掲載内容に問題があるかのどちらかです。このことが分からずに「ニュースレターは効果がない」と決めつけて止めるお店も多くあります。
ニュースレターは正しく使えば必ず効果があります。どうしたらうまくいくのか専門家の意見も取り入れながら創意工夫し、発行し続けることが必要です。