ニュースレターに掲載する商品の豆知識の書き方の基本は、「お客様を教育すること」です。何の知識もないお客様に少しずつ商品理解してもらうことが目的です。
なぜなら、人は知識のないことは考えられません。知識が付いてきてはじめて考えることができるようになります。人によっては、もっと知りたいと、自ら調べ知識を蓄える人もいます。
知識が付いてくると、もともと興味のあることですから、「欲しい」という気持ちが強くなり購入するまでの速度も早まります。
知識をつけるために本を読む!
豆知識とは?
豆知識とは、あなたの商品についての知識です。
お客様は、商品の知識がないといっても過言ではありません。逆に、商品の知識を持っていれば、営業マンなどの説明を聞かなくても自分の判断で購入することができます。
商品の知識がないわけですから、商談の時に営業マンが一生懸命に説明をするのですが、お客様にしてみれば知らないことがほとんどです。
営業マンから聞いた説明の3分の1も覚えてないかもしれません。
だから、ニュースレターで商品の知識を伝えていくことが必要なのです。
この時に注意することは「こんなことぐらい知っているだろう」と思わないことです。初めて習う子供に教えるように最初から丁寧に商品の知識を伝えることです。
これをすることで、お客様は知識が付くだけではなく、「親切だな」とも思っていただけるのです。
それだけではありません。お客様に知識が付いてくるとよりよい対話ができる世になるので、お客様の満足度を上げることにもつながります。
情報提供が必要なのです!
豆知識には基本が必要
先ほどもいましたように、いきなり難しいことを教えられても、お客様はチンプンカンプンです。初めて学ぶ小学生に教えるくらいの気持ちで、商品のことを伝えてください。
基本中の基本になることから教えていくと、少しずつ知識が付いてくるので、ある段階から多少難しい話をしても解るようになります。
基本とは
・商品の細部にわたる説明
・お客様が疑問に思っていること
・業界の常識
・生活に役立つ視点
・それを使った時に実現する夢
などです。
お客様の疑問を払拭し、夢を持たせることが大切です。
商品の細部にわたる説明
お客様は、商品の知識がほとんどありません。
例えば、掃除機。
普段使っているので、知識があっても不思議ではありません。
ところが、購入するために電気店に行って説明を受けると知らないことばかりです。
「吸引力は、〇〇W以上なら問題ありません。強いと音もうるさいんです。それよりも、ローラーの叩く力が強い方が、カーペットなど毛足のあるところでもきれいになります。また、重さもチェックしなければいけません。わずかに重くても、掃除機を使っている時間が長くなれば疲れてきます。すこしでも軽いものがお勧めですよ。」
日常に使う掃除機ですから、このような説明を受けるだけでも、選ぶ視点は変わってきます。
普段、触れない商品であればなおさらです。
お客様が疑問に思っていること
お客様が疑問に思っていることが何かを考えてください。
積極的な質問はすべてお客様の不安と思って間違いありません。それらを一つずつ丁寧に説明していくとよいでしょう。
例えば、洗濯機の知識であれば、洗える容量を細かく説明してあげるのです。家族数による通常の大きさ、運動している子供がいるときの大きさなど、1回につき1つのことを詳細にわかりやすく説明すると、次第に疑問は無くなってきます。
業界の常識を教える
業界の常識を見過ごす方がほとんどです。「そんなこと知っているだろう」という思い込みがそうさせるのです。しかし、業界の常識は、一般の人には非常識以外何者でもありません。
ホームページ制作会社で「アナリティクス解析はできますか。」といえば通じます。しかし、一般の人がこれを聞いても意味はわかりません。「アナリティクスってなに?」「解析って?」。これらを詳しく教えていくのです。
生活(仕事)にどのように役立つのか
その商品を購入することによって、どのように役に立つのかを教える必要があります。役に立つことは一つではないはずです。そのことを一つずつ説明してください。
携帯電話のガラ系の人にはスマホがどう役に立つのかを教えるのです。
ビジネスシーンでは、情報の取得が格段に早くなることやSNSを出先からでも使えることなどをケーススタディーを使って説明すればいいのです。
商品を使った時に実現する夢
役に立つ、便利なことも大切ですが、その商品を使って夢(自分がしたいこと)が叶うかどうかはとても大切です。「夢が叶うのなら欲しい」と思うのが人の常です。
車を考えてみましょう。「今、普通乗用車に乗っていて、家族は4人、出かけるだけが精一杯で大荷物になれば、トランクに荷物が入りきれない、だから、キャンプにも行けないし、3泊4泊の旅行にも行けない、もっともっとカーライフを充実させたいのに」と思っている家族に教えることはなんでしょうか。
夢を叶えるためのカーライフのあり方を教えてあげればいいのです。
例)工務店 給湯器の交換
冬場の寒い時季には欠かせない給湯器。
給湯器が故障すればキッチンやお風呂はもちろんのこと、場合によっては床暖房も使えなくなってしまいます。
給湯器についての知識をお客様に伝えていれば、「そろそろ寿命かな。一度相談してみよう」と思ってくれるかもしれません。
給湯器の豆知識としては、
・給湯器の寿命
・光熱費の節約術
・最新機種の良いところ
などです。
まとめ
ニュースレターの豆知識の目的は、「お客様を教育すること」です。そのためには、お客様が疑問に思っていること、業界の常識、商品が生活に役立つ視点、商品を使った時に実現する夢などを教えることによって購入までの期間が短縮されます。