地域密着型の商売において、ニュースレターをポスティングするのは大切なことです。商売をする上に置いて大切なことは認知度を上げて、来店してもらうことです。しかし、これがなかなか難しいことです。しかし、ニュースレターをポスティングし続ければ、お客様の認知度は上がるだけではなく、親しみまで持ってもらえるので、初めての方でも気軽に来店することができるようになります。
ポスティングの効果
ニュースレターをポスティングしているとどのような効果があるのでしょうか?
最初の効果としては、お客様から声をかけられるようになります。
・いつも情報をありがとうね。
・楽しく読ませてもらってるわよ。
・社長は家族思いなのね。
・社員の方も優しそうじゃない。
・〇〇を売っているのね。知らなかったわ。
このような声がかかるようになると、お店の認知度が上がってきている証拠です。
ではなぜ、このような声がかかるようになるのでしょうか?
その理由は、「自己開示」があるからです。
ニュースレターの内容が面白ければ、「このニュースレターを出している人はどんな人だろう?」と思います。
この中には、店主のことがしっかりと書かれているので、読者はどんな人かが分かるようになってきます。
そうすると、会ったこともないのに、会ったことがあるような疑似体験をします。これが親近感を持ってもらうことになるのです。
だから、前述したような声がかかるようになるのです。
これが、商品やサービスを売り込むだけのチラシとは異なる大きな違いです。
親近感を持ってもらって、商品を買っていただくと浮気するお客様も減少します。
ポスティング効果の実例
実例は3つです。
一つ目は、ある住宅メーカーでの話です。
一つの建築現場で3件の契約を取ったお話です。
家を建てるのにかかる日数は、およそ4ヶ月(16週)です。この間、毎週、近隣3000件に家についての情報をニュースレターとしてポスティングしました。
構造見学会も、完成現場見学会もポスティングのみの集客です。
それでも、構造見学会には9組が来場し、1組の平均滞在時間は1時間半でした。完成現場見学会には15組が来場し、最終的には3組の成約がありました。
二つ目は、車買い取り会社の話です。
ニュースレターには、必ずクイズを掲載しています。そのクイズの回答は、HPより受け付けています。景品は車に関係のあるものばかりです。
・カーコーティング
・オイル交換無料券
・タイヤ交換無料券
毎回、用意した景品数の5倍の申込みがあります。
三つ目は、薬局店のお話です。
地域に根差して20年以上にもなるのに、ご近所とのお付き合いもほとんどありませんでした。しかし、ニュースレターをポスティングしてからは、ご近所の方から挨拶をしてくれるようになりました。挨拶を交わすうちに中もよくなり、地域の祭りなどのイベントにも参加するようになり、お店の認知度が上がるようになりました。
ニュースレターを使って正しい情報を発信していると、お客様の信頼を得ることができ、住宅のような大きな買い物でも3000件のポスティングで3件の契約がとれるという普通ではありえない現象が起きるのです。
こんな効果が出れば幸せ!!!!
ポスティングエリア
ポスティングするエリアについては、無理なく配布できるところにしましょう。無理にエリアを拡大することはありません。目安として、一人が1時間でポスティングできるのはおよそ300件です。
一人でポスティングする場合は、終業後の2時間をポスティングに当てるとしても600枚。
1週間で撒けるのは3000枚といったところでしょうか?
2人で行うなら6000枚、3人なら9000枚が目安になります。
仮に、人を雇ってポスティングするなら商圏を設定することも可能です。業種にもよりますが、思っているエリアにポスティングをする。そのエリアから来店してくれたお客様を地図上にプロットしてみると大体の商圏を掴むことができます。
ポスティング期間
期間については2つです。一つは何日で配布するか。もう一つはいつまで配布するかです。
何日で配布するのかについては、基本的に1週間です。2週間も3週間もかけて配布するものではありません。気持ちも続かなくなります。
配布期間ですが、これは最低で半年、最長で1年です。半年くらいあれば、何とか認知していただけると思います。1年もすれば、半数以上の方に認知されると思われます。
ポスティング費用
ポスティングにかかる費用ですが、新聞折り込みと比べると高くなってしまいます。ポスティング業者に依頼すると1枚当たり5~7円程度。近隣の主婦の方に頼むと1枚4円程度になります。
まとめ
ニュースレターをポスティングすることによって、地域での認知度が上がるだけではなく、親しみさえ持ってくれるようになります。だから、初めて来店する方でも気軽にお店に入れるようになります。
その証拠として「いつも情報をありがとうね。」「楽しく読ませてもらってるわよ。」という声がかかるようになるのです。