最低ラインとしてお客様の20%にあたる枚数を印刷するのがいいですね。
理想を言えば、既存客全員に郵送するのがいいのですが、これをすると毎月の費用負担が増えすぎてしまい、ついには発行できない事態になってしまいます。
そこで、20対80の法則が示すように、売上の8割を構成している上位20%に発行するようにしてはいかがでしょうか。仮に1000人の顧客なら200人となります。
既存客への発行
先に述べた通り、上位20%の顧客に出すのは前提として、それ以外、例えばあと3割を足して上位5割までの顧客に出す場合は、毎月出すのは上位2割、残りの3割には、2ヶ月か3ヶ月に一度出すというのも良い方法です。
何もアプローチしなければ、お客様との関係性は切れてしまいますが、2ヶ月、3ヶ月に1度でも接触していれば、そこから上位客になる顧客も出現してきます。
1000人の顧客に対して2割に送る送料は、@80で16000円。3割増えると40000円で24000円増えることになります。しかし、2~3ヶ月に一度なら、負担もそれほど大きくはならないと思います。
計算してみてくださいね。
余力があるなら、店頭配布も
毎月、お店に来る顧客数を把握できる場合、顧客数の3分の1くらいの数は、送る枚数にプラスして店頭で渡したいですね。1000人の顧客であれば、300枚と言ったところでしょうか。
せっかく作ったニュースレターですから、できるだけ多くの方に読んで欲しいものです。上位2割以外にも、店頭に来られたお客様にも「毎月、お得な情報が掲載されていますよ。時間があるときに目を通してくださいね。」と、一言添えてお客様に渡してください。渡しているお客様の中からもお店のファンになる方が現れます。
さらに、新規客の獲得へ
新規客獲得に使用する場合は、数千枚が必要になります。その際は、自店を中心に半径300m位に絞ってポスティングします。範囲を広げ過ぎると、ポスティングにも時間がかかり、苦痛を感じて止めてしまうからです。まずは、200mでも300mでもかまいませんので、自身に負担のないところから始めてください。慣れてきて、もう少し頑張れると自信が付いたなら、さらに100m追加するというようにしてください。継続することが大切です。
大阪府東大阪市であれば、半径300mで6~7町くらいになります。1町の平均世帯数が300戸とすれば、1800~2100枚が必要になります。それでも、一人で配布するとなると4~5時間はかかります。
ちなみに、世帯数を調べるのは、「〇〇市 人口」「〇〇区 人口」と検索すれば簡単に調べることができます。世帯数だけでなく、年齢別人口や男女別人口も出ていますので、商圏の分析にも役立ちます。
まとめ
数字が多くなってしまいましたが(笑)、印刷枚数は、ニュースレターの使い方によって様々です。
上位2割のお客様にしか出さないとすれば200~300枚と小ロットで済みます。店頭でも渡すとなるとプラスアルファーで300枚くらい。新規客獲得に使うとなると2000~3000枚。
すべてのことをするとなると3500~4000枚の数が必要ということになります。印刷費はA4 4P 裏表モノクロなら300枚で10000~15000円。4000枚なら27000~35000円程度ではないかと思います。
詳細は印刷会社に見積を取ってくださいね。