ニュースレターの作成代行をしてくれる会社はたくさんあります。しかし、ニュースレターの役割やどのようなことを載せればいいのかを自分なりに知っていないと、作成代行業者の言いなりになってしまいます。
これでは、あなたのお客様に届ける情報に偏りが出てしまい、思うような結果を得ることが出来なくなってしまいます。
ここでは、ニュースレター作成代行を依頼する前に知っておきたい最低限の知識と業者の選び方について紹介します。
ニュースレター7つの特長
ニュースレターには特長があります。それが以下に紹介する7つです。
・自社メディアになる
・お客様があなたを思い出してくれるツール
・見込み客へのフォローができる
・あなたの想いやプライベートを知ってもらうことで距離が短くなる
・既存客にあなたが勧める商品をセールスできる
・商品の知識を少しずつ持ってもらうことができる
〇自社メディアになる
ニュースレターを発行することで自社の情報を発信することができます。それは、自社のメディアであるともいえます。社長やスタッフの想い、自社の取組、自社の歴史、お客様の声、商品の豆知識などを発信することで広く自社のことを知っていただけるようになります。
〇お客様があなたを思い出してくれるツールになる
沢山の客様を毎月訪問することはできません。ですから、数か月もすると、あなたのことを完全に忘れてしまいます。こうなると当り前ですが、リピートしてくれることはありません。
しかし、定期的接触していると必要な時にあなたに頼んでくれるようになるのです。ニュースレターとは、必要な時にあなたを思い出してもらうツールでもあるのです。
〇見込み客のフォローができる
何らかの形で、あなたに接触されたお客様をそのままにしておられませんか?
これでは、買っていただくことはできません。
ニュースレターを発行していれば、見込み客に対して送ることができます。これが、フォローにもなるのです。
どうしようかと迷っている見込み客であれば、一押しにあることは間違いありません。
〇あなたの想いやプライベートを知ってもらうことで距離が短くなる
あなたのことをお客様に知ってもらうとお客様との距離は短くなります。つまり、自己開示をすることであなたの人柄や考え方がお客様に伝わり、共感してくれる人が増えてきます。
この共感がお客様があなたに対して親近感を持ってくれるようになるのです。
〇既存客にあなたが勧める商品をセールスできる
先のように親近感を持てくれるとあなたのことを信用してくれるようにもなります。
そして、信用しているあなたが勧める商品を買ってくれるお客様が増えます。「あの人がい勧めてくれる商品だから間違いはない」と思ってくれるからです。
ただし、期待を裏切らないようなものを勧めなければいけません。
〇商品の知識を少しずつ持ってもらうことができる
人は、知らないものを考えることはできません。知識が身について初めて考えることができるようになります。もっと言えば、知識が身についてくると購入までの速度さえ早くなります。
ですから、ニュースレターには、あなたの商品を少しずつ解ってもらうように情報を提供しなければいけません。
特長もいろいろあるのね!
ニュースレター5つの効果
ニュースレターを発行し続けると必ず効果が表れます。その効果は、以下のようなものです。
・リピート率が向上する
・お客様がファンになってくれる
・親しみを持ってもらえるので商品が売れやすくなる
・口コミ・紹介が起きやすくなる
・一人あたりの購入額が増えるようになる
〇リピート率が向上する
ニュースレターを発行し続けるとリピート率が向上します。なぜなら、毎月のようにお客様に情報を提供することで、あなたに会いたいとか、商品の良さを理解してくれる人が増えるからです。
〇お客様がファンになってくれる
先にもいましたが、ニュースレターで自己開示することによってあなたの人柄や考え方を伝えることであなたを信用してくれるお客様が増えます。
このお客様こそが、あなたやお店のファンなのです。
あなたが、飲食店をしていて新メニューを開発して、お客様に出す前に試食会の呼びかけをすれば、オブラートに包まず、本音で批評をしてくれるありがたいお客様です
〇親しみを持ってもらえるので商品が売れやすくなる
あなたに親しみを持ってくれた人がファンになります。この人たちは、あなたのことを信頼してくれる人たちなので、あなたの言うことや勧める商品は、何のためらいもなく「良いものだ」と思ってくれます。
だから、あなたが勧める商品は安心して買ってくれるようになります。
〇口コミ・紹介が起きやすくなる
ニュースレターを発行していると、一般とは先駆けた情報を出すこともできます。
例えば、新商品の発売前に「お友達も連れて来てください」というようにすれば、友達を連れて来てくれます。
この「一般に先駆けて」の体験は、人に話しやすくなります。
このように使い方を少し考えれば、口コミや紹介を起こしやすくなります。
〇一人あたりの購入額が増えるようになる
1人当たりの購入額が増えるのは、ニュースレターを活用してセールスを行うからです。
しかし、セールスの案内はニュースレターに記載するのではなく、別紙としてチラシやセールスレターを作成して同封してください。
新規のお客様に案内を出すよりは、関係性のあるお客様ですから購入してくれる確率は高くなります。
このような案内を出す機会が多くなれば、一人あたりの購入金額は増えて当たり間瀬なのです。
薬と同じ!
ニュース-レターを発行する前に
ニュースレターの特長と効果については解っていただけたと思います。
「それなら、やってみよう」と安易に考えないでください。
確かに、ニュースレターの効果は、発行した会社しかわかりません。そして、話だけを聞いていると効果的なもののようにも思います。
しかし、よく考えてください。
一度、発行すると止めれないものです。なぜなら、ニュースレターを1年間出してみて「上手く行かなかった」と、発行を止めてしまうとお客様はどう感じるでしょうか?
「楽しみにしていたのに来なくなってしまった」「こんな短期で辞めてしまうなんて」「なんか信用できなくなった」と、声には出しませんが、お客様に思われてしまいます。
そうなると、客足は遠のいてしまうかもしれません。
だから、ニュースレターを発行するときは、辞めないという覚悟が必要なのです。
止めないで!
自社で作成する手間
覚悟を決めてニュースレターの発行を決めたのに、途中でトーンダウンしてしまう。
これは、自社でニュースレターを作っている会社の特長です
本業が忙しいのに、ニュースレターを作成する時間が余分にかかるようになります。社員にすれば「何でこんなことをしなければならないのか」という思いがありますので、本業に追われていれば後回しにしてしまいます。
これが、発行し続けられないようになる原因です。
自分で作るのはたいへん!
ニュースレター作成代行会社に依頼する
発行し続けるためには、ニュースレター作成代行会社に頼めばいのです。
少し金額がかかっても、社員の動力をお金に換算するよりは安くできるはずです。
ちなみに、弊社のオリジナルニュースレア―を作成する金額は75,000円です。
もし、社員さんが作るとなれば
・何を載せるのかを考える時間 5時間
・写真を撮ったり、イラストを描いたりする時間 5時間
・デザインをする時間 15時間
給与が25万の人ならば、1時間にかかる人件費は、いろんな経費を入れると最低でも1時間当たり3000円です。
25時間だと75000円になりますが、仕事に集中していれば、稼いでくる利益もあるので作成代行会社に頼む方が、明らかに安上がりになります。
それでも高いと感じるならば、テンプレートを使って、かつ、作成を代行すればよいのです。これだとテンプレートの費用と作成費用を足しても30,000円もかかりません。
餅は餅屋!頼んだ方が安上がり!
ニュースレター作成代行業者を選ぶポイント
ニュースレター作成会社であればどこでもよいという訳ではありません。
どうせ頼むなら、作成だけではなく、販促など他の相談もできた方がよいと思いませんか?
また、どのようなサポートをしてくれるのかも気になりませんか?
選ぶポイントを以下に紹介します。
〇販促全般をトータル提案している会社か?
ニュースレターは単独で使うよりも複合で使う方が効果的です。
チラシを打った時は、その内容をニュースレターな中に載せる。イベントがあれば
ニュースレターで紹介するなど、情報を併用して使うとより効果があります。
そして、チラシやイベントの内容で悩んだときに相談にのってくれるとなおうれしいですよね。
販促全般をサポートしている代行業者で、かつ、ニュースレターも作成している業者なら心強いですね。
〇その会社のニュースレターを読んで面白いと思ったか?
ニュースレターの内容の内訳は、自社情報が多くて4割、それ以外は、役に立ったり、面白い雑学で構成されています。
そこで、チェックしておきたいことは、代行業者の雑学記事の内容です。ためになる内容だったか、面白い内容だったかなどを確認しておきましょう。
この内容が今一つの場合、お客様は読んでくれなくなります。なぜなら、記事が面白いから会社の情報も読んでくれるからです。
代行業者を選ぶ際には、必ずその業者が作成したものを確認するようにしてください。
〇サポート体制はしっかりしているか?
サポート体制がしっかりしているかどうかもチェックしたいところです。
・校正は必ず2回以上してくれる
・写真やイラストがない場合は、保管してくれる
・雑学内容は、あなたの会社の客層に合わせてくれる
・出来上がったデータを印刷会社に納品してくれる
・印刷まで受けてくれる
・送付先データを渡せば、発送までしてくれる
このようなサポートがあれば、安心だけではなく手間がかからずにニュースレターを発行することができます。
何色がいい?
ニュースレター作成会社の分類
ニュースレター作成会社といってもいろいろありますが、大きく分けると以下の3つです。それぞれを紹介します。
〇テンプレート提供型
ニュースレターのテンプレートを専門に作成している業者です。
テンプレートとは、数か所を穴埋めするだけでニュースレターが出来てしまうものです。
作業も簡単ですので、慣れれば1時間ほどで作れてしまいます。
テンプレートばかりを作成しているので、会社のオリジナルを作成するのは、やや難があるかもしれません。
〇オリジナル対応型
オリジナルを受けている業者の場合は、ニュースレターが主ではなく、パンフレットやチラシなどを作成している隙間でニュースレターを作接している場合が多いです。
デザインは問題ありませんが、掲載する内容についてのノウハウはなく、クライアントが用意した材料で作成するのが通常です。
ですから、雑学話題でも客層のことを考えずに作成する場合もあります
〇コンサルタント型
ニュースレターのルーツはよく解りませんが、元々、ニュースレターは必要と感じたのはコンサルタントではないかと思います。
少なくとも私の場合は、ニュースレターが売上を上げるために必要だと感じました。
というのも、初めてのクライアントと打ち合わせをすると「新規客を集めたい」と言われます。しかし、よくよく話を聞くと既存客に対して、ほとんどアプローチをしていません。
これでは、ざるに水を注ぐようなもので水はいつまでたっても満水にはなりません。満水にするためには既存客との接触頻度を上げることです。そのために、効果的なツールがニュースレターだったのです。
それだけではありません。
ニュースレターはいろんな販促と組み合わせて使うと、より効果を発揮させることができます。
ホームページ、メールマガジン、SNS、営業などと組み合わせれば効果的です。
これらをうまく組み合わせた集客を提案してくれる業者なら、ニュースレターを効果的に使うことができます。
まとめ
ニュースレターの作成代行をしてくれる会社はたくさんあります。
しかし、どこに頼むかの見極めは必要です。
サポート体制はどうか、作成しているニュースレターは面白いかなど調べることも必要です。
作成している内容がしっかりしていることは当然として、集客するための施策を熟知しているかは重要なポイントです。
まずは、業者情報を集めることが大切です。