読者を増やすニュースレターのサイズ選びは、2つのポイントをおさえて反応率を上げる。

ニュースレターのデザイン

ニュースレターは、一般的なものとしてはA4サイズが多いようです。
しかし、実は情報量や用途によってサイズを変える方がよいでしょう

ニュースレターがA4サイズなのはなぜか。

自論ですが、ニュースレターが一般的にA4サイズなのは、郵送の関係があったかたではないかと思います。

メール便がなかった時代は、郵送物は郵便と決まっていました。ところが、郵便は、サイズや重さの制限が厳しく、枠を超えると郵便料金が極端にアップしました。
A4サイズを送るのでも3つに折って、長形3号の封筒に入れって50gまでだと80円で送れましたが、A4サイズを折らずに送ると120円もかかったのです。
ですから、企業は、長形3号か洋型3号の封筒に入れて50gまでに抑えて送ろうとしたのです。
見栄えの問題や情報量の問題からしてもB5では小さすぎました。どちらの要件も満たすサイズがA4だったのです。
このような経緯があって、ニュースレターもA4サイズが一般的になったのではないかと考えられます。

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どのサイズにしよう?

ニュースレターのサイズを情報量から決める

しかし、昨今では、郵送の問題はほぼなくなりましたので、A4サイズに拘ることはありません。

弊社に送られてくるニュースレターで、B4サイズで8ページのものがあります。毎月届くのですが、情報量も豊富で読みごたえがあります。
これは、情報の量からサイズが大きくなったと思われます
他にもあります。ある住宅会社のニュースレターはA4サイズで16ページもあります。
その代り、毎月ではなく春夏秋冬の年4回の発行です。16ページもあるニュースレターって、この会社のものしか見たことがありません
費用も、かなり掛かります。
しかし、この会社の社長曰く「一人の営業マンを雇うことを思えば安いものですよ。ただし、お客様に必要な情報が充実していることが条件です」。
現に、ニュースレターを発行することにより、お客様の紹介で年間に30棟の新築の受注があるというのですから凄いことです。

ニュースレターのサイズを用途から決める

郵送する以外の用途で使う場合は、サイズをお客様の目線で考えなければいけません。

例えば、居酒屋さんやパン屋さんなど、顧客リストの取りにくい来店型のお店の場合は、郵送することができません。
となると、店頭でニュースレターを持って帰ってもらう以外に、お客様に渡す方法はないのです。
持ち帰ってもらおうと思えば、サイズにも工夫が必要です。まずは、持ち帰りやすいサイズであることです。
ポーチやハンドバッグに入るサイズであれば、持ち帰ってくれる人も増えるでしょうが、バッグに入らないとなると持ち帰る人は減少します。
次にボリュームです。サイズが小さくても、1~2枚のペラペラなものでは、持ち帰ってくれません。
お客様は「大した情報もないだろう」と勝手に思ってしまうからです。しかし、少し厚みがあると、「どんなのが載っているのかな? ちょっと読んでみようかな」と思い持ち帰ってくれるのです。

まとめ

ニュースレターでちょうどいいサイズというのはありませんが、一般的なのはA4サイズです。

しかし、サイズにこだわらず、情報量や用途によって決めればいいと思います
ニュースレターで大切なことは、サイズではなく、情報を読んでもらって、お客様とよい関係を築くことですから。


椋本 庄治

サイズが、ニュースレターの反響を決めることもある。

ニュースレターのサイズは、読者の反響にも大きく関わってきます。サイズによって持って帰ってもらえるか、読んでもらえるかが変わって来るからです。特に女性は、大きいサイズよりも小さいサイズを好みますし、年配の方は、文字が大きい方を選びます。これらを加味した上で、サイズを決定いたしましょう。マインドアイは、戦略的ニュースレターを推奨しています。

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