呼び方の違いは、英語か日本語の違いす。書籍などで紹介する場合は、「雛形」または「ひな形」と表記されていました。
ところが、ネット社会になってからはテンプレートと表記されることが増え、今では「テンプレート」というのが一般的です。
弊社も、かつては雛形と呼んでいましたが、現在は、テンプレートと呼んでいます。
同じなんだ!
ニュースレターにはオリジナルについて
ニュースレターのオリジナルとは、すべてを自社で作成したものです。
テンプレートのように配布する地域指定がないので、全国どこに配布しても問題ありませんし、Webサイトに掲載するのも問題ありません。
要するに、使い方は自由ということです。
その代わりに、作成するのには時間を要します。原稿を書く、写真を集める、イラストを描く、インタビューをするとデザインする前の作業にも時間がかかります。
原稿がそろえば、デザインをするのですが、これも時間がかかります。弊社のデザイナーがクライアントのオリジナルニュースレターを作成するのに3~4日はかかります。
デザイナーでもない、少し絵心のある社員が作成するとなると、3~4日ではできず、一週間から10日くらいはかかります。
自社のオリジナルニュースレターを作成するとなるとかなりの時間がかかるということです。専属であれば、そんなに苦痛ではないのでしょうが、ほとんどの場合は、自分の仕事を持ちながらになるので、不満が出るとも限りません。
時間がかかりすぎるな!
テンプレートについて
ニュースレターのテンプレートとは、予め記事が作られていて、社長やスタッフのあいさつを入れれば出来上がってしまいます。
ですから、原稿を揃えるのも簡単ですし、デザインするのも簡単です。慣れれば1時間もかからずにできてしまいます。
これなら、社員の負担は格段に少なくなるので、不満は出にくくなります。
ただし、先ほども少し紹介したように、配布エリアの制限やWebサイトに掲載できないというような制限があります。
その制限もニュースレターを発行して、お客様との信頼関係を作り、勧める商品を購入してもらうことにおいて支障はありません。
雛形(ひな形)について
雛形(ひな形)は、言葉の違いだけであってテンプレートと同義語です。
ではなぜ、呼び方が違うのでしょうか。かつては、弊社もそうであったように「ニュースレター雛形」と呼んでいました。
これは、書籍の影響が大きいと思われます。
ニュースレターが書籍で紹介されるときは、ニュースレターの効果についての説明や事例が紹介されたあと、手間をかけずにニュースレターが作れる「ニュースレターの雛形」があります、と書かれていることが多かったからです。
それが「ニュースレター テンプレート」となったのは、ネットの普及が大きいといえます。
ニュースレター販売会社が、雛形(ひな形)とは言わずにテンプレートというようになったことです。
もちろん、ネット上でも「テンプレート」と表記する会社が圧倒的に多く、今では「雛形(ひな形)」が死語のようになっています。
テンプレートも雛形(ひな形)も同じであることを認識しておいてください。
なるほどね
キーワード検索
「ニュースレター テンプレート」と「ニュースレター ひな形」の月間の検索数を調べてみると「ニュースレター テンプレート」は590。「ニュースレター ひな形」は10。
実際に、検索キーワードを調べても、4~5年前は「ニュースレター 雛形」の方が「ニュースレター テンプレート」よりも検索数がお多かったのですが、現在は「ニュースレター テンプレート」の方が、検索される回数も増えています。
このことを見ても「テンプレート」が一般的であることがわかります。
また、ニュースレターに関わらず、テンプレートといいます。
「ホームページテンプレート」「手紙書き方テンプレート」「ビジネス書式テンプレート」「営業日報テンプレート」というように「雛形(ひな形)」と表現するのは皆無といっても過言ではありません。
何にでもテンプレートってあるんだ!
テンプレートでニュースレターを作成する
ニュースレターのテンプレートは、会社の情報以外の情報が入っています。
弊社の場合ですと、社長やスタッフのコメント、お客様の声、クイズ、商品の豆知識など、会社の情報を発信できるスペースを設けています。
それ以外、全体の70割程度は、あらかじめ読み物としての記事が掲載されています。
ですから、空いている部分を埋めればいいのですが、その内容も社長やスタッフのコメントであれば各自、書くことができます。商品の豆知識も普段の仕事の中からの上ですからすぐにできます。
お客様の声を掲載する場合は、インタビューが必要かもしれません。
いずれにしろ、オリジナルを作成することを考えれば、かかる労力と時間は何十分の1程度です。
ですから、毎月でもお客様に情報発信することができます。
簡単な方がいいよね!
ニュースレターを発行することが目的ではない
オリジナルであれ、テンプレートであれ、ニュースレターを発行している会社が陥りがちなのが、ニュースレターを発行することが目的になっていることです。
ニュースレターは、お客様とのつながりを作り、こちらが勧める商品やサービスを買ってもらうことが目的です。
そのためには、ニュースレターを作成することに最小限の時間しか割いてはいけません。時間を割くべきは、お客様に購入してもらう商品やサービスを何にするのか、また、どのように表現すれば購入してくれるのかを考え、セールスの形にすることです。
この時間を作るためには、作成に時間のかからないテンプレートがお勧めです。どうしても、オリジナルにこだわるのなら、外注することが望ましいといえます。
まとめ
ニュースレターのテンプレートと雛形(ひな形)は同じものですが、今では雛形(ひな形)が死語のようになってしまい、テンプレートが一般的です。
実際、弊社のニュースレターサイトを解析してみても「ニュースレター 雛形」でアクセスして来る人は一人もいませんでしたが、「ニュースレター テンプレート」でくる人は少なからずおられます。
時代変遷で使われなくなってしまう言葉は、雛形に関わらずあるものです。